そして、テレビはブラウザ化する。

ほとんどの人は、ウェブブラウザでインターネットを使っている。ディバイスはパソコンに限らない。スマートフォンだったり、タブレット端末だったり、ゲーム機だったり、こちらはまだまだ少ないがテレビだったり、デジタルカメラだったりする。私たちは、インターネットにつながない日はないし、つながっていないと不安になったりする人もいるだろう。友だちとのおしゃべり、情報検索、メールのチェックやカレンダーに予定を入れたり、買い物やテレビ電話もインターネットでつながっているから、私たちはサービスを利用できる。そして、ほとんどがブラウザを使っている。

1995年、マイクロソフトはWindows95を発売したとき「インターネットはブラウザだ!」と言った。当時のブラウザソフトは有料だったところに、1998年、Internet Explorerを無料配り、かつWindowsにバンドルされていたために、凄まじい勢いでシェアを獲得していった。そして、ブラウザ戦争がはじまった。全てのブラウザは無料になった。

インターネットにつながるディバイスには必ずブラウザが入っていて、ユーザーはそのブラウザを使って、友だちとおしゃべりしたり、メールのチェックをしたり、情報検索したり、買い物をしたり、スケジュールをカレンダー入れたり、行きたい場所を地図で確認したりなどいろんなことをブラウザでするようになっている。ブラウザを使わない日はないだろう。

ここで、人の手元で動くディバイス(機器)のことをクライアントという。そこから繋がる先をサーバーという。サーバーはクライアントにサービスを提供する。インターネットのユーザーが多くなってくると1つのサーバーにつながるクライアントが多くなるので、サーバーには負荷がかかってくる。サーバーは大きくなりすぎ、クライアントはファイルがどこにあるか探せなくなった。そこで、「サーバーの付加を分散するのはどうしたらいいか」と考えた。

「全員がサーバー」という考えがワールド・ワイド・ウェブ。世界中のサーバーが、1974年にテッド・ネルソン氏が考えた、コンピュータのテキストはこうなる(テキストの中にテキストがある)という「ハイパーテキスト」の概念を応用してインターネットでつながった。

Web2.0で、ブラウザにプログラミングの機能がついた。ブラウザは変化している。クライアントのCPUとサーバーのCPUどっちのCPUを使って動く分散処理になった。Web2.0はサーバーに頼らずクライアントのプログラムが動く分散処理システムが実現したことだった。ブラウザの中でプログラムが動き、サーバーの中でもプログラムが動けば、サーバーの負荷が低くなり、サーバーはより高級なサービスが提供できるようになっていくわけです。

NIK_5104

Googleテレビ

そこで、新しい考え方、「ウェブ上で動くもので作れば全てのディバイスで使えるようになる」のだ。 ブラウザベースでアプリケーションソフトを作れば、WindowsやMacといたOSに関係なく、パソコンやスマートフォンやゲーム機、テレビなども同じように動くサービスを提供できる。 そして、テレビはブラウザ化する。

(文責:中島正雄)

2014年もCES2014に行って進化したテレビを見て来ます。

前の記事

iPadの使い道

次の記事

コヨーテヒル3333