パソコンの時代からブラウザの時代へ・その2

パソコンは海外からのDOS/Vパソコンで個人でも買えるようになり、パソコン通信、電子メールを使うようになると、パソコンは計算機から通信機になり、デスクトップ型からノート型が主流になり、パソコンの前に行って使うから、自ら持ち運んで使うようになった。

ビジネスマンは電子メールのチェック、ペーパーレスの推奨、情報検索など、パソコンと向き合う時間が多くなったのではないだろうか。パソコンはインターネットと繋がっていないと仕事にならない。

その中でも電子メールのチェックとホームページ上の情報検索くらいは、パソコンでなくてもできる、インターネットに常時繋がっているディバイスが登場しだす。しかも、ポケットに入る夢のようなディバイスだ。

私は道具で仕事のやり方が変わると思っている、道具から入る方だ。パソコンが入るカバンを持って仕事に行くのと、ポケットに入るディバイスを持って会社に行くのとでは発想が変わる。例えば、ちょっと余裕ができる。いつもと違う道を歩いて見たくなる。新しい気づきがある。というような具合。道具にも随分助けられている。だから道具選びは、いい仕事をするために妥協しない。

1998年のインターネットの利用がはじまったと同時にアメイカのシリコンバレーにインターネット会社Google社が出来た。Googleは全ての情報をインターネットで検索できるようにするというポリシーで企業活動をしている。私もGoogle社が提供している電子メールのサービス「Gmail」、Googleマップという地図、写真を保存する「ピカサ」、動画を共有する「YouTube」、スケジュール管理「Googleカレンダー」、エクセルやワード、パワーポイントなどのフォイルを保存する「Googleドキュメント」、ブログ「Blogger」などを、一部は有償でアップグレードしてはいるものの、ほとんど無料で使っている。とても便利。もし、明日からGoogleが使えなかったら、私はかたわになるでしょう。

情報検索会社のGoogleが提供しているものの中に、「Google Chrome」というホームページを見るためのブラウザと呼ばれるアプリケーションソフトがある。どうして、Googleがアプリケーションソフトを提供したのだろうか。

私が先ほどリストアップしたGoogleのサービス全て、この「Google Chrome」一つあれば使うことができる。電子メールを読むのに電子メールソフトは要らない。エクセルの表を見るのにエクセルはいらない。写真やビデオを見るにも特別なソフトは要らない。全てGoogle Chrome、ブラウザソフト一つあればいい。

しかも、こもブラウザは、パソコンだけでなく、スマホ、iPhone、iPad、タブレット端末、私がアメリカの家電ショウを視察に行ったときには、テレビ、冷蔵庫、洗濯機までインターネットとつながってモニターがついていて、画面にはブラウザが搭載されていた。外に出ても、駅にある大型液晶モニタのデジタルサイネイジやスーパーマーケットにあるモニターもブラウザが搭載されている。

どうでしょうか、1998年にビル・ゲイツが言った「ブラウザが世界を制する」とい言葉通りになってきました。

文責:中島正雄