パソコンの時代からブラウザの時代へ・その3

ほとんどビジネスマンは、パソコンに向かって仕事をするようになった。それは、パソコンが便利だからという他にも、パソコンを使うことでいろんなことがショートカットできる。つまりは、時間や資源のコスト削減にもつながるからではないだろうか。そして、パソコンを使うだけで業務改革ができた。

例えば商品を注文してから届くまでを例にあげよう。

パソコン以前では、
お客さまは電話かファックス、または営業マン経由で注文する。受けた注文を事務系の社員が受注専用の端末に入力して会社のホストコンピュータにデータが送られ、配送センターに出荷指図をする。配送センターから商品が出荷され、お客さまへ届く。

パソコンの時代は、
営業マンが直接会社のコンピュータに入力する。
在庫は営業マンがいつでも確認できる。

そして、ブラウザ時代は
お客さまが直接会社のコンピュータに入力する。
在庫はお客さまがいつでも確認できる。

この違いがある。

ビジネスマンがパソコンでやる仕事というと、まずは電子メール、そして、ホームページ。あとは、エクセル、ワード、パワーポイントではないだろうか。まあ、電子メールとホームページが出来ればだいたいのことはできる。言いかえると、電子メールとホームページをやるために、持ち運びに便利なカバンに入る軽いノート型パソコンを選び、インターネットと常時つなげるために、インターネットルータなどの装置を揃え常に携帯している。

パソコンの時代は、自分専用のパソコンでないと仕事ができない。次の時代、ブラウザの時代はもうそこまで来ている。あなたが使おうとすれば、今からでも使える。そして、新しいやり方を手に入れることができます。

まずは、毎日使う電子メールをGoogle社のGmailにしてみて下さい。Gmailは無料で使えます。会社のメールアドレス、お客さまとやりとりがあるメールアドレス、プライベートで使っているメールアドレスを全てGmailに転送設定してみて使ってください。

Gmailを見るときは、会社でも自宅でも、出張先でも、インターネットカフェでも、その場にあるパソコンのブラウザを使って、ホームページで見てください。どこでも同じメール、メールの続きが読めます。そして、勇気を出して、自分専用のパソコンを持ち歩かないでみてください。きっと仕事のやり方が変わります。

インターネットつながっているブラウザさえあれば、電子メール(Gmail)を使うことができます。パソコンの時代は電子メールのデータは自分のパソコンの中にた保存されていました。だから自分専用のパソコンを持ち歩かなければならなかった。ブラウザの時代は、電子メールのデータはインターネット上に保存されてます。だから電子メールを読むディバイス(端末)が変わっても、電子メールができるわけです。

パソコンでも、スマホでも、iPad、iPhoneでもブラウザがあるのでGmailが使える。パソコンでなくてもパソコンと同じように電子メールが出来る。ブラウザさえあれば、ソフトやアプリをインストールしなくても電子メールが出来る。これがブラウザの時代です。

これは、なにも電子メールに限ったことではありません。これから、まだまだ広がって行きます。だれもが、この便利さを使い、コンピュータに支配されない本来の人間らしさを取り戻し楽しく仕事ができる環境を作るのが、私たちのモットー「やさしくデジタル」です。

文責:中島正雄