パソコンの時代からブラウザの時代へ・その4

パソコンの時代からブラウザの時代になり、何がどう変わったかまとめてみたい。
まず、パソコンの時代はパソコンありきで、パソコンがなければはじまらなかった。比べやすいように四階層の逆三角形でパソコンの時代を表すと、その一番下はハードです。

ブラウザの時代の逆三角形の一番下、なくてならないもの、それはインターネットです。イクォール(=)"クラウド"です。こちらは、インターネットにつながらないと何もできない。世界みると公衆でインターネットに一番接続しにくい国は日本です。今はインターネットに接続するのは、そう難しいことでもなければ、コストがかかることでもない。世界中で当たり前になっている。

逆三角形を四つの階層で考え、パソコンの時代とブラウザの時代を比較してみたい。

パソコンの時代の下から二番目の第二階層は「OS」。Windows8やMacOS Xなどがそれ当ます。OSによって使えるソフトが違います。例えば会社の経理関係ソフトはほとんどがWindowsOS上でしか動きません。OSにしばられることもあります。

ブラウザの時代の第二階層は、データです。ブラウザの時代は、データはパソコンの中ではなく、インターネット上の自分の私書箱のような空間に保存されてます。空間は実際はサーバーパソコンです。

それでは、第三階層に行きます。
パソコン時代のOSの次にくるももは、アプリケーションソフトです。ビジネスシーンで代表的なものに、エクセル、ワード、パワーポイントなどがあります。私たちは、エクセルやワードを使って仕事をしています。エクセル教室やワード教室といったような研修もまだまだ盛んです。

ブラウザの時代の第三階層は、ブラウザです。今こうしてあるのは、ブラウザの進化のおかげです。ブラウザは毎日使うアプリケーションソフトでしょう。ブラウザの進化が私たちの仕事のやり方を変えていると言っていいと思います。

最後に一番上の、一番ユーザ近いところ第四階層は、
パソコンの時代は、データです。データはパソコンの中にあり、専用のソフトでないと開けたり、編集したりできません。

ブラウザの時代の一番上、第四階層はアプリです。アプリケーションソフトとは呼ばずに「アプリ」と呼びます。クラウド(インターネット)上にある、写真やスケジュールや名簿や、エクセルの表などをアプリを介して見て、書き換えて、保存します。ここが重要なところです。

パソコンの時代とブラウザの時代のとりまく環境のちがいがおわかりにいただけたでしょうか。

ここで大事なこと。
パソコンの時代からブラウザの時代になって、無くなったものが二つあります。それは「ハード」と「OS」です。パソコンの時代の第一階層と第二階層が無くなりました。無くなったということは、そこにとらわれなくていいということです。

ハードは、ブラウザの時代はインターネットにつながっていてブラウザが搭載されているディバイスだったら何でもいいのです。パソコンでも、スマートフォンでも、iPhone、iPadでも、タブレット端末でも、テレビでも、カーナビでも、冷蔵庫でも、洗濯機でも、ゲーム機でも、カメラでも、腕時計でも、メガネでも、なんでもいいのです。

だからOSにしたって、Windows、MacOS関係ありません。ブラウザさえ動けばデータを呼び出して仕事が出来るのです。これがこれからの常識です。仕事のやり方が変わりますよね!

簡単に言えば、前よりもっと便利になるから使った方が得ですよ!といってます。この辺りは、これからまだまだ進化するでしょう。私は、この辺りを確かめるために、毎年1月の上旬にアメリカ・ラスベガスで開催される世界最大の家電見本市「CES」に視察に行きます。

私たちのモットー"やさしくデジタル"の考えでは、デジタルを便利に使って、あまった時間を人と会うために使いましょう!という思いが込められてます。

文責:中島正雄