営業マンが、現場から上がっているデジカメの写真やメールや手書きの日報から報告書を作っていて、いつまでもパソコンの前にいるのを社長は気に入らなかった。毎朝見るこの社内の光景を変えたかった。そして、起爆剤にiPadを導入した。社内は変わった。 今までパソコンを使えなかったR70(70歳前後の方)の現場監督にiPadを持たせ、仕事に使わせることに成功した。もうすぐ2年になる。iPadでやっていることは、電子メールの送受信、写真入りの報告書作成、報告書をPDFファイルに変換してメールで送信、写真を撮る、写真をクラウド上のアルバムにアップロード、写真の加工、ホームページの閲覧、全社のグループウエアに参加。iPadのほんの一部の機能を使っているにすぎないが、パソコン以上のことができるのではないだろうか。それも、現場で直ぐ出来るのがいい。携帯電話では物足りない。iPadのマニュアルや取扱説明書など無い。休日を使った6時間の社内iPad教室で使えるようになった。 iPadが使えるようになると、iPadで社内のパソコンと同じようなことが出来るようになる。グループウエアで展開している社内の会議室に経験豊富なR70の方たちも参加出来るようになった。すると、グループウエアの会議室が活性化しはじめた。新しいサービスのアイディアが生まれ、プロジェクトに行き詰まったときの解決策をR70の方からのアドバイスで乗り越えることが出来たりした。社内でのこうした会話は、R70の方たちの存在感を再認識し、またR70の方たちの顔つきも精悍になって行った。 まさにiPadで仕事のやり方が変わった。こんなに上手く行くとは思っていませんでした。社長の強い思いとiPadという道具がピッタリと合ったのだと思います。こも後、この様子を見ていた二人の営業マンも自分でiPadを購入し仕事で使っている。 こうして、iPadで仕事をこなし事業発展していく様を、私は「iPadで一気通貫」と呼んでいます。
ちなみに私もこも原稿は全てiPadで書いています。(パソコンは使いません)
(文責:中島正雄)
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