Skypeは世界を制するか!

テレビ電話が実用レベルになってきています。これは、私が子どものころに見たマンガや戦隊モノ世界。それが今、現実になろうとしている。

実用レベルというのは「無料でサクサク」専門家でなくても理科系でなくても、コンピュータオタクでなくても「誰もが使える」ことです。

急速普及しているスマホも、iPadのようなタブレット端末も、ノートパソコンにも画面の周辺に小さいカメラのレンズがついている。これでテレビ電話ができる。

今、無料で使えるテレビ電話は大きく分けると3つある。一つはSkype、そして、FaceTime、もう一つはLINEのビデオ通話。どれも、無料でテレビ電話ができます。

中でも私が注目しているのは「Skype」です。
FaceTimeはApple社が提供するテレビ電話。よって、Apple社の製品同士、MacやiPad、iPhoneなどでは簡単にできるけれど、Apple社製品以外の端末とは出来ない。性能はいいけど、ちょっと偏っている。標準になれない気がする。

Skypeは、今はMicrosoft社が提供するサービスなっている。Facebookのビデオチャットも実はSkype。同社のゲーム機Xboxにも応用されている。2011年にマイクロソフトに買収されるまではルクセンブルクに籍を置くスカイプ・テクノロジーズ社による運営だった。ルクセンブルクはヨーロッパにある神奈川県と同じくらいの面積で、人口は48万人くらいの国です。(視察しに行きたいですね)

どうして、Skypeが世界を制するかという理由は、Microsoft社が運営していることもその一つはだと思う。Microsoftだからといって、WindowsパソコンしかSkypeが出来ないといわけではない。SkypeはWindowsだろうとAppleだろうと、iPhone、Android、テレビなど、端末を選ばないのです。

私がここ2年間、アメリカで開催された世界最大の家電ショーCESを見に行ったとき、新型のテレビの画面にはどれも「Skype」のロゴが表示されていたこと。そのとき、Skypeは世界標準になるに違いないと私は思いました。

日本でも、Skypeを仕事に使っている人は意外に身近にいるのではないかと思う。操作は本当に簡単になってきている。テレビ電話の他にファイルの送信なんて機能もある。このファイル転送は1GBくらいのファイルも高速に出来ます。なんとファイルの容量制限なし。この機能を使うだけもSkypeにユーザー登録する価値があるのではないだろうか。

あと一つはLINE。LINEは急激にユーザー数を増やしているし、ユーザーの年齢層の幅もある。LINEのアカウントを持っている人は多いので必ずつながる気がする。今後も注目。

私は来年開催される展示会では、テレビのリモコンには、SkypeのボタンとYouTubeのチャンネルがついているのではないかと思う。また見て来て報告いたします。

(文責:中島正雄)

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